革小物司・岡本拓也の革製品 T・MBHロゴ

  • 「後研磨法」の技を知る

    「後研磨法」はガルーシャの魅力を最大限に引き出すT・MBHオリジナルの技術です。
    まるで宝石のような、至高の一品を仕上げる製法を完成させました。
    ガルーシャ「後研磨法」で生み出された、丈夫で美しい革製品を是非ご堪能下さい。



    【後研磨法の技を知る】





    今までの常識を覆す、ガルーシャの「後研磨法」はT・MBHのオリジナル製法です。
    ガルーシャの美しさと強さを共存させる、「後研磨法」の製法をご紹介致します。

    Phase.1 【ガルーシャ「後研磨法」】

    ガルーシャの表面は非常に硬いため、加工が難しく、他の革と同様の製法では仕上がりが美しくなりません。
    直線のカットから曲面の表現まで、全てを美しい仕上がりにするための、新たな製法として考案されたのが、ガルーシャ「後研磨法」です。
    この製法の特徴は「組立て終わった後、もう一度全体を研磨する」ということにあります。
    ガルーシャは革をなめす際に光沢を出すために革全体にコーティング剤が塗布されており、ガルーシャ製品の多くはコーティング剤に触れている状態です。
    T・MBHでは「後研磨法」で全体を磨きあげるので、コーティング剤を剥ぎ取り、革本来のツヤや自然なエイジングと天然素材ならではの手に吸い付くような肌触りをお楽しみ頂けます。
    手磨きには非常に多くの手間とコストがかかりますが、ガルーシャ本来の魅力を最大限に引きだすために、あえて全体を手磨きで仕上げています。
    革製品として「新しい価値」を生み出した製法です。



    ガルーシャの魅力を最大限引き出す手磨き


    Phase.2 【コバ】

    ガルーシャを用いた製品は、コバ(革の切り端)の処理を別の革で覆って隠すかコーティング剤等を塗るという手法をとるのが一般的です。
    T・MBHのガルーシャ製品は、「後研磨法」により、端までガルーシャをそのまま用いております。
    製品を組み立てた後、なめらかな仕上がりになるまで何度もコバまで磨き上げることで、ガルーシャ本来の美しさを端まで表現することができるようになりました。
    通常のカットではありえないコバの触り心地を、是非体感してみて下さい。


    組立てた後、全体を何度も磨き上げる

    端まで美しい後研磨法のコバ


    Phase.3 【ステッチ】

    ガルーシャは非常に硬い粒が、まるで石畳のように並んでいます。
    そのため、真っ直ぐ均一にステッチする事ができません。
    また、使用しているうちに糸が硬い粒でこすれることで、切れてしまうこともあります。
    後研磨法を用いた製品は、ステッチした革製品にガルーシャを貼り、その後全体を研磨します。
    そのため、ステッチが乱れることもなく、糸が表面にでないので、耐久性の高い全く新しいガルーシャ製品となりました。


    表面に出ない、均一で美しいステッチ


    Phase.4 【曲面】

    ガルーシャの粒は本来丸い玉状の粒で、T・MBHではガルーシャの魅力を最大限引き出す為、表面を研磨してある革を用いています。
    平面状に研磨してあるため、折り曲げるとバリが出てしまいます。
    後研磨法で組立て後に全体を磨き上げることで、曲面部分のバリがなくなり、ひっかかりのない美しい仕上りを実現しました。
    曲面部分を様々な角度から磨くことで、どの方向から触っても、角をほとんど感じません。


    組立て後に全体を磨き上げる事で、曲面部分のバリをとる



    よく目を凝らすと、一粒一粒が曲面になっていることが分かります。
    また、曲面部分のみを磨くのではなく、平面の部分も含め全体を磨くことで、厚さや質感に違和感がありません。
    何度もヤスリの番手を変えて、美しく仕上がるまで磨きあげます。
    全体を均一に磨く技術と根気のいる作業を経て、美しい製品が生まれます。




    【後研磨法の技を知る】